「メモの魔力」を読んで
「メモの魔力」は前田裕二さんが書かれた本で,どちらかというと石原さとみさんの方が印象強い方も多いと思います.
この本はタイトルの通り「メモ」に関する著者の考えを記しており,一言で表すと
「事実を記録するだけでは意味がない」です
前田さんの考え方は
事実→抽象化→転用
の流れになっており,こうすることでメモした具体的内容を別分野に活かすことができるとのことです.
この本を読んで良かったと思う点は
- アウトプットの大切さ
- 目的を持つ重要性
- 自己分析のための質問集
です.特に自己分析は私自身も以前にしてきましたが,「自分は◯◯である」という事実を出しただけでその本質にまで考えが及んでいなかったなと実感しました.
悪い点は
- 具体例や説明が少なく,どのように抽象化するのかがわからない
- もともと特集記事があり,そちらを見るだけで充分
- 新しい内容はあまりない(他の同系統の本によく書かれている)
です.具体的な手順が少なく,かと思えばボールペンの使い方やマークの仕方などが書かれており「そこは注力する箇所ではないでしょ・・・」と思うことが多かったです.
ただこの本から著者の(ネガティブから出たものですが)モチベーションはとても感じ,メモに対する熱い思いは伝わってきました.
他の本でもよく言われますが結局「やらなきゃ始まらない」ですし,自分自身もそう思うので巻末についている自己分析1000問を少しやってみようという気持ちにはなりました.分析したらまたまとめて記事にしてみます.
※買おうか気になった方へ
この本にかかわらず他の本もそうですが,実際に書店で立ち読みしてから買うことをお勧めします.amazonレビューにサクラが多いのであてになりません.